たいへんご無沙汰しております、長野県大桑村の地域おこし協力隊空き家担当です。前回のアップデートからだいぶ経ってしまいましたが、久しぶりに新規物件#101が出てきましたので、紹介いたします。
こちらの物件は、須原宿の中山道に面した古民家になります。周りの家も古いものが多く、雰囲気は抜群です。下の画像にも映っていますが、正岡子規の大きな歌碑がありますし、向かえは旧脇本陣の西尾酒造さんなので宿場の中心部だと思われます。この辺りからは、村唯一のスーパーマーケットやコンビニ、須原駅にも徒歩で行けますので、利便性も大桑村では最高です。古い宿場町の雰囲気を味わえることに加えて、生活するにも便利という古民家はなかなかありません。古い家なのでそれなりのリフォーム費用が必要なのは仕方のないことですが、それを差し引いてもたいへん魅力的な物件だと思います。
では外観から紹介していきます。
ご覧の通り、昔ながらの宿場町の町屋ですね。外観については、アルミサッシなどを使った今どきのリフォーム後は見当たりませんので、いかにも古い町家らしい佇まいとなっています。築年数がわからないのが残念ですが、少なくとも戦後ではないでしょう。とくに大きな要修繕の箇所は見当たりませんが、念のため躯体も含めて一度大工さんに見てもらった方が安心ですね。
続いて間取り図です。玄関は古い家らしく広めの土間が中心になっています。部屋も和室のみ、水回りは奥に集中配置、という宿場町の典型的な間取り図の家となっています。
右手に大き目の下駄箱があるので狭く感じますが、取ってしまえば広い土間になります。物置もありますが、こちらはしっかり作られているのでこのままが良いと思います。土間事態は古いままですので多少の凸凹があります。叩き直すか簡易土間などでならす必要がありそうです。廊下や建具などは特に要修繕箇所は見当たりません。古いですが良い味があるのでそのまま使いたいところです。
右端の土間ですが、こちらは裏庭に通じる通路となっています。あまり使うことはなさそうですが、裏庭は家庭菜園ができるくらいは広いので、その際はこちらを農機具置き場にしても良さそうです。
続いて和室&台所②になります。畳と板間が半分ずつの部屋になっています。こたつがあるのでふだんはこちらを居間にしていたと思われます。まだ片付いていませんが、一見したところシンクやガス台はきれいにすれば使えそうです。ただ古いものですので、気持ちよく使うにはシステムキッチンを入れるなどのリフォームが必要になります。まだ下水につながっていないので、そちらに手を入れる場合はコスト的にも一緒にやってしまった方がよいでしょう。
次に和室③になります。こちらもまだ片付けはできていませんが、梁や天井、建具の状態は悪くはありませんでした。カーペットが敷いてありますが、畳のへたりもなさそうなので、大きな改修なく使えると思います。
次は和室⑤を続けてご覧ください。最初の画像は台所②から和室⑤を見たものです。右手が和室⑥、左手が和室④になります。こちらの部屋も梁、天井、建具、畳とも大きな問題は無さそうです。むしろ、古民家らしく燻されて黒光りする状態になっていますので雰囲気は抜群です、手を付けない方が良いでしょう。
もどって和室④になります。こちらも特に問題はなさそうです。物が多い割には建具に破損がなく、住まわれていた時は大事に使われていたと思われます。
最後に水回りです。浴室⑦をご覧ください。最後の浴槽の写真はブレてしまってわかりづらいかもしれませんが、洗面所は一度リフォームをしているようで、クッションフロアを使ています。洗面台は比較的新しいものですし、浴室のタイルの剥がれもないので、掃除をすればまだ使えそうです。
トイレ⑧になります。昔ながらの大小便器が分かれているタイプです。汲み取り式なので、さすがにここだけはリフォームしたほうが良いでしょう。ただ下水に繋ぐのであれば、水回り全部を一度にリフォームした方が効率が良いので、トイレだけリフォーム、とはいかないと思いますが・・・
以上が、物件#101になります。
古い家なので、ところどころ要修繕の箇所はありますが、冒頭に説明した通り須原宿の真ん中に位置した古民家ですので、雰囲気は抜群です。こういった条件でお探しの方には、最高の物件だと思います。下水に繋いで水回りをリフォーム、となればある程度の資金は必要になりますが、売却価格が状態の良い古民家としてはお買い得な金額ですので、あわせて検討いただければたいへん魅力的だとご理解いただけると思います。
ご興味のある方はぜひお問い合わせください。
では!
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