こんにちは、長野県大桑村の地域おこし協力隊空き家担当です。今回は大桑村空き家情報バンクの#87の物件を紹介いたします。
こちらの物件は、須原宿の旧中山道に面した古民家になります。宿の中央部にありますので周りは古民家が多く、良い雰囲気の場所です。須原駅にも村唯一のスーパーにも歩いてすぐ行けるので、便も良いところです。後ほど間取り図を見ていただきますが、古民家にありがちな大家族向けの大きさではなく、1~2人でも十分にお世話できる使い勝手の良さそうな大きさになっています。しばらく店舗として活用されていたので、宿場街でお店を開きたいと思っている方にもおすすめです。また住居部分を広いワンフロアとして利活用しても面白かもしれません。隣同士がくっついているので収納場所が少ないですが、裏庭に蔵があるのでおおきな問題にはならないと思います。ただ、古い家なので台所と風呂がありまません!トイレも下水につながっていないので汲み取りになりますので、そのあたりの改装(費用)がポイントになります。
では外観からご覧ください。正面からしか撮れませんので1枚だけです。1階はアルミサッシや今風の外壁材に変えられていますが、2階は当時のままですので古民家の雰囲気はしっかり残されています。蔵もなまこ壁のお金のかかったもののようです。土壁の破損などは無さそうなので、まだ十分使えると思います。
では家の中を紹介していきます。間取り図をご覧ください。昔の町屋らしく奥に長いタイプです。手前の①が店舗スペース、②以降が居住スペースになります。
では店舗スペース①からごらんください。柱が多いですがフローリングにリフォームされているので、大きな改修は必要ないかと思います。壁紙がはがれかかっているところがあるので、直すとすればその点だけでしょうか。簡単な飲食や物販なら十分使えると思います。
続いて居住スペースになります。②③④になりますが、続きになっているのでいっしょにご覧ください。②がクッションフロア、③④が畳になります。各部屋には襖か帯戸があったようですが見当たりませんので、独立した部屋として使う場合には作り直す必要があります。また畳はけっこう傷んでいるので張り替えが必要です。そのほか、障子紙やはめ込みガラスもないところがあるので要修繕です。ですが、壁や床の間、押し入れ、タンスなど古い状態で残っているので雰囲気は良いです。うまく改装すると立派な古民家になりそうです。センスの見せ所です。
⑤の土間になります。だいぶ凸凹していますので直した方がいいかと思います。また下水につなげる場合はおそらくここの下に通すことになると思いますので、いっしょに検討した方がよさそうです。2枚目の奥にある戸を開けると裏庭に、右に曲がると3枚目の画像の縁側になります。さらに縁側の奥を左に曲がると4枚目の画像、トイレのあたりになります。
さいごにトイレ⑥になります。昔のままなので大小便器に分かれています。さいしょに申し上げた通り汲み取り式なので、さすがにリフォームした方がいいと思います。
以上になりますが、間取り図にない台所と風呂をどこに作るかが問題です。裏庭がありますので、トイレの改装も含めてまとめて水回りを増築した方が早そうですが・・・
この辺りの考え方でだいぶ費用がかわる物件です。売却金額は土地込みで100万円なので立地を含めればお買い得だと言えます。住める状態にするには改装はどうしても必要になりますので、事前に費用を用意できる方にご検討いただければと思います。
では!
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