こんにちは、長野県大桑村の空き家アドバイザーです。今回は、大桑村空き家情報バンクの物件#120を紹介いたします。
こちらの物件は、大桑村 野尻地区の国道19号沿いの南側にあります。この国道は交通量が多いので多少騒音はあるかと思いますが、幹線道路へのアクセスを考えればたいへん利便性の高い場所だと思います。難点は駐車場が付いていないことですが、住宅街なので近くに村営駐車場がありますし、個人でやっているところもありますので、探すのには苦労しないと思います。先ほども書きましたが国道へのアクセスがいい場所なので、予算が許せば別荘代わりに使うのも面白いかもしれません。
では外観から紹介します。
1枚目の手前が国道のアスファルトになりますので、道沿いの高台に建っている形になります。一見して車が止められそうですが、手前に見えるスロープは人が一人通れるくらいの幅しかありません。また歩道の中にありますので、行き来できるのは自転車やエンジンを止めたバイクくらいでしょうか。2軒くっついて写っていますが、2枚目の写真の通り、平屋の家のみが対象になります。築年数が不明ですが、造りを見る限り、昭和3~40年代といった感じです。
次は間取り図になります。
和室3部屋に基本的な水回り(台所、トイレ、風呂)が備わったコンパクトな間取りになっています。ただし間取り図にはあっても、実際にはトイレと風呂は空き家になって長いので使えません。また、水道も通っていません。もちろん昔はあったのですが、今は配管を撤去しているそうなので、一から水回りを作る必要があります。購入する場合、お子さんのいる家族で住むのは少し狭いかもしれませんが、1~2人、またはセカンドハウス的に使用する分には問題ないでしょう。
では個別に見ていきます。まずは玄関①から。
外観と違って、中は古さは感じさせますがきれいなままです。どの部屋もそうなのですが、水回り以外はリフォームの必要を感じないくらい良好な状態です。建具や懐かしい砂壁もこのまま使えそうです。
次に玄関正面の和室②になります。
ちょっと暗いですが、こちらの部屋もきれいな状態です。障子や襖などもそのまま使えます。絨毯をめくっていないので確かではないですが、歩いた感じも畳や床が傷んでいる様子はありませんでした。
和室③に移ります。
和室②から撮った写真になります。さきほどと同様、とくに問題なさそうです。
続いて和室④になります。
日の差し方とか障子のデザインとかお寺にいるような気分になれるので、落ち着きます。もちろん何の問題もありません。
台所⑤に移ります。
台所自体はシンクが古いタイプだということ以外、特に問題はなさそうです。ただこの部分だけ他より一段下に作られているので、手前の廊下や和室④から入る時に大きめの段差があり、注意が必要です。
続いてトイレ⑥になります。
このままでは使えませんのでリフォーム必須です。
最後に風呂⑦になります。
入口の扉が打ち付けてあって確認できませんでした。所有者さまのお話では、浴槽や風呂釜はまったく使えないので、リフォーム必須だそうです。
駆け足でしたが、以上になります。
場所や躯体自体は悪くないのですが、水回りの全面改修が必要になります。また水道の引き直しは高台にあるせいで費用がかさみそうです。購入前の見積もりはしておいた方がいいでしょう。このあたりの物件はなかなか空き家バンクに登録されませんので、場所が気に入れば売却金額も安いので買いだと思います。ご興味のある方はぜひご連絡ください。
では!
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