こんにちは、長野県大桑村の地域おこし協力隊空き家担当です。今回は大桑村空き家情報バンクの#86の物件を紹介いたします。
こちらの物件は旧中山道の野尻宿にあります。昔のにぎやかだった頃は、この辺りが野尻宿の中心地だったそうで、本陣跡もすぐ近くにあります。こちらの物件もかつては商店(薬局やスポーツ用品店)だったそうで、住居スペースと店舗スペースが一緒になっています。築年数はそうとう古いと思われますが、旧中山道に面していて木曽路を歩く方が多い場所なので、そういった方向けの店(飲食や土産物など)をされるのもいいかもしれません。いま流行りのシェアハウスやワーキングスペース、ゲストハウスも面白いと思います。ギャラリーでもいいかも?
上でも書きましたが、住居と店舗がいっしょなのでだいぶ広い物件になっています。商売をやらない場合は、1~2人では持て余す可能性が高いので、ある程度の人数がいる家族向けになるでしょう。
それでは外観をご覧ください。幅もありますが、奥行きもある大きな家です。1階の外壁は新し目の建材で覆っていますが、もとは2階の外壁と同じ古民家らしい板壁になります。少しお金はかかりますが、もとに戻すのも面白いかもしれません。隣の家との境界がわかりずらいですが、裏庭もあって車も2台くらいは置けそうです。
では家の中にいきます。1階の間取り図をご覧ください。玄関を真ん中に、大まかに言うと右手が居住スペース、左手が店舗スペースになります。実はこの間取り図を作成するのに今まで一番時間がかかりました。増築したところもあるのでたいへん複雑です。ですので、ふつうは部屋と水回りは分けて紹介するのですが、順に左回りに説明していきます、ご了承ください。
玄関①からスタートです。床は土間、というかコンクリートになっています。洋室②をリフォームしているそうですが、その時にバリアフリーの手すりと合わせて直しているようです。廊下などの古い材はそのままですので、古民家としての雰囲気は壊れていないです。ただ下駄箱がないので、すこし窮屈かもしれません。
続いて洋室②になります。この部屋はもともとはスポーツ用品店の店舗だったそうですが、リフォームして居間に変えています。2年前まで年配の方がお一人で住んでいらっしゃいましたが、家が大きすぎるためこの部屋ですべて完結するよう台所やトイレ、風呂を一まとめにしたそうです。便利過ぎて引きこもりになりそうなので、なるべく使わない方がよさそうです(笑)
隣の台所③になります。システムキッチンではないですが、シンクなどに錆はなくまだまだ使えそうです。ちなみに中央にある柱は天井が落ちるので撤去できないそうです。。。
和室④です。砂壁や襖などは年季が入ってますが、改修する必要のある個所は見当たりませんので、そのまま使えると思います。
和室④の左手から出て廊下を上に行くと洋室&キッチン⑥に行けます。番号は部屋⑤が先ですが、動線上、洋室&キッチン⑥を先にご紹介します。洋室の方はリフォームしたようで比較的きれいでしたが、台所はしばらく使っていないらしく不用品置き場になっていました。シンクも使えるかどうか怪しいです。掃除すればなんとかなるかも・・・
最後に和室⑤です。こちらも物がいっぱいですが、部屋自体は問題なさそうなので片づけだけで済みそうです。ただアクセスが良くないので、使い方は考える必要がありそうです。
今回はここまでになります。まだ半分も終わっていませんので、そうとう広いことがお分かりになると思います。冒頭にも書きましたが、こじんまり田舎暮らしをする、という方には向きませんが、商売をやってみたいという方にはおすすめです。なにしろ宿場町の真ん中の古民家ですので、いろいろできると思います。そういったことをお考えの方にぜひ見ていただきたい物件です。
では!
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